シールラベルを作成するときの注意点は、シールは他の単なる印刷と違い、糊という粘着があるものだということです。通常の印刷物は、もちろん最低限の情報は認識しなければなりませんが、そこまで使用用途、場所、試用期間、使用する温度帯、などを気にすることはありません。しかし、シールの場合は、台紙から剥がして、貼りたいものに貼りつけることにより初めて、機能を発揮します。ものから剥がれてしまったりすれば元も子もありません。次からは作成する際の注意点として、使用する環境についてご紹介をしたいと思います。様々な環境をイメージすることにより、効果的にシールを作成することができ、また、思うような機能を果たしてくれます。単なる印刷物ではなく、貼られるものと一体になって初めてその機能を存分に発揮できるのです。

シールを設置環境の確認が一番重要

使用するシールの設置環境を確認しましょう。もしそれがまだ十分に確認できていないならば、早めに実施されることをお勧めいたします。最も代表的で、過酷な設置環境といえば、選挙ポスターになるでしょうか。ポスターといっても実は全面シール紙になっています。また、選挙期間中に剥がれたりすることがないように、高温や風雨にも耐えるような、強力な糊をつかっています。ここまで厳しい環境で使うことはほとんどないでしょうが、シールの糊は、弱いもの、強力なもの、貼ったりはがしたりできるもの、低温に強いタイプ、高温に強いタイプなど、様々な種類があります。まずはシールラベル作成の成功への第一歩として、環境の確認があります。せっかく表面は素敵なオリジナルデザインで作成されても、裏面の糊がそれを支えるものでなければ意味がありません。

様々な糊を使って多彩な表現をしましょう

世界に一つだけのシールラベル成功へのカギは、デザインや形状だけではありません。それは、裏面の糊によっても表現できることなのです。付箋のように非常に弱い糊で貼ってはがしたり繰り返しすることができれば、メッセージを多くの人に巡らせることが出来ます。また強力な糊を使って、剥がれにくくすることができれば、長い時間、デザインをそこにとどまらせることもできます。また、糊加工には、糊殺しといって、半分糊、半分糊なし、といった加工もできます。それにより、貼るものからシールが一部飛び出したような、加工をすることもできるのです。シールで出来る表現は、表面のデザインによるものだけではありません。多彩な糊を使いこなすことにより、さらに自在な見せ方を手に入れることができるのです。