お好みのシールラベルを作成したいとはいっても、高額なものになってしまっては、意味がありません。ここでは、ここではできるだけ、コストを抑えるためのシール印刷のコツについて、ご紹介します。まず、シール印刷には、大きく分けて、3つの方法があるということ。オフセット印刷、オンデマンド印刷、そして凸版印刷です。これらの印刷方法を、印刷するデザイン、また数量によって使い分けていくことがコストカットの近道になります。また、サイズ選びも重要です。単に大きなサイズが高いというわけではありません。印刷は一つ一つ小分けにして印刷するのではなく、基本的に一回り大きなシール紙にいくつかつけ合わせて、効率よく作業をしているので、非効率なサイズですと、大きなロスを発生してしまうことがあります。

ロットによって使い分けるオンデマンド印刷とオフセット印刷

3つのシールラベル印刷方法をご紹介します。まずは最もポピュラーなオフセット印刷です。サイズを大小選ぶことができ、シール紙の種類も豊富です。フルカラーだけでなく金や、銀、蛍光色といった特色を使うことも可能です。印刷表現も3つのなかでは最も高いですが、主に大量ロットに使用しますので、小ロットの場合には割高になることがあります。次にオンデマンド印刷ですが、小ロットに最もコストメリットを発揮します。素材を選ぶことは可能ですが、サイズが一般的なA4サイズ以下に限定されることが多く、また、金銀蛍光色などの特色は使用できません。大ロットは割高になります。コストにおける数量のボーダーラインについては、印刷会社に相談しましょう。コスト優先という希望を伝えれば、最適な印刷方法を選択してくれます。

凸版印刷と印刷するサイズの関係について

バーコードシールや訂正シールなど、大ロットでシンプルな絵柄のシールを作成したい時には、凸版印刷がコストパフォーマンスは高いです。特色を使うことができますが、フルカラーの写真などの表現は低いです。小さいサイズに限定されるので事前確認が必要です。これら3つの印刷方法をさらに使いこなすには、効率よいサイズにすることが重要です。印刷は必要部数÷1枚の大きな紙につけ合わせ出来ることの枚数、によってどれだけ印刷するか決まるので、例えば、あと1mm小さくすれば、トータルの印刷する枚数を減らすことができる、というケースも多くあります。これらの詳細な計算方法は、各印刷会社によって変わってくるので、事前に確認してください。この事前確認を行うか行わないかで、大きくコストが変わってきます。